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ラディッシュの上手な育て方!

 
ラディッシュ(二十日大根)の育て方ラディッシュ
栽培難易度★☆☆☆☆

ラディッシュは種を蒔いて収穫までが短期間(20日前後)で、別名で二十日大根とも呼ばれるアブラナ科の野菜です。

ラディッシュは元々ヨーロッパで野生していた小型のダイコンで明治以降に日本に渡来しました。病害虫にも強く小さなプランターでも丈夫に育つので家庭菜園では人気となっています。

ラディッシュは真夏と真冬を除いて一年中つくることが出来ます。サラダにしたりお浸しにしたり取れたてフレッシュな状態で食べると格段に美味しい。
 
 

ラディッシュの栽培カレンダー

ラディッシュの植付は3月~11月
収穫までは約20~30日です。
 

ラディッシュが上手に育つポイント

  • 生育適温は18℃~30℃で真夏を除いて1年中栽培が可能です。
  • 発芽適温は13℃~30℃と広く、真冬でもハウス内で発芽が可能です。
  • ラディッシュは連作を嫌います。1~2年は間隔を空けましょう。
  • 日当たりの良い排水の良い肥沃な土壌で育てましょう。
  • 肥料は与えすぎも不足もいけません。適量適宜与えましょう。
  • 収穫が遅れると根にスが入ったり裂根になったりします。収穫適期を逃さないようにしましょう。
  • 気温が高いと縦長に気温が低いと球形に育ちます。
  • 密植すると株が込み合い徒長気味になり形が悪くなるので注意しましょう。
 

プランターサイズと土作り

ラディッシュ栽培用のプランターの大きさラディッシュを育てるときのプランターサイズは、小型(20㎝~40㎝)以上のものを利用しましょう。

ラディッシュの株は大きくならないので浅型のプランターや植木鉢で十分に育てられます。1つの小型プランターでも、20個以上の収穫が見込めます。

ラディッシュに使う用土の種類ラディッシュの栽培に適した用土は市販の培養土を利用すると楽です。自分で用土を作る場合は
赤玉土6:バーミキュライト2.5 :砂1.5
これに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10g混ぜ合わせて土作りをしましょう。
露地栽培でラディッシュを育てる時は、植え付けの2週間前に各1㎡あたり、苦土石灰を100g・堆肥2㎏・化成肥料100gを施しておきましょう。

植え付けの1週間~10日前に幅30~45㎝の高さ10㎝の畝を作ります。

排水性を良くするコツラディッシュは多湿を嫌う野菜なので、プランター底に水はけが良くなる赤玉土や発泡スチロールなどを底が見えない程度敷き詰めて排水を良くしておきましょう。

用土の量は根株から植える時はプランターの8分目まで培養土を入れるようにします。
 

ラディッシュを種から育てる

ラディッシュの種の蒔き方(播種)ラディッシュは直播きの野菜です。条間を10~15㎝取って1㎝間隔で条蒔きしましょう。

細い支柱を使って深さ1㎝の蒔き溝を付けて1㎝間隔で種を蒔いていきます。ラディッシュは収穫が遅れるとスが入るので、一度に全部蒔かずに1週間ほど時期をずらすと長く収穫を楽しめます。

蒔き終わった後は篩などを使って5~10㎜ほど覆土してやりましょう。畑に蒔く時も同様の手順で種植えを行い、種を蒔いた後は溝を埋めるようにして周辺の用土を被せレーキなどで表面を平らに仕上げておきます。
 

ラディッシュの水やりの頻度と量

ラディッシュの水やり頻度と与える量ラディッシュは種を植えた後は芽が出るまでの間は乾燥させないようにたっぷりと水やりを行いましょう。

芽が出た後は土の表面が乾いた時(表面が白く乾いた時)にたっぷりと与えて下さい。多すぎず少なすぎず適湿を保つように心掛けましょう。

乾燥しすぎると肉質が固くなり多湿すぎると肥大が遅れるので注意しましょう。
 

ラディッシュの間引き

ラディッシュの苗の間引き方ラディッシュは生育期間が短く株が込み合うと形が悪くなるので早めに行います。間引きは2回ほど行いましょう。

1回目の間引きは発芽が揃った頃に込み合っている部分と葉の生育が悪いもの害虫や病気の被害に遭っているものを中心に、3~4㎝間隔になるように間引きます。

間引きのタイミング2回目の間引きは本葉が3~4枚になった頃に、4~5㎝間隔になるように間引きましょう。

間引いた後は化成肥料化液体肥料を株間に施し株がグラつくようであれば土寄せを行ってください。

2回目の間引きの際は株元を押さえるようにすると残す株を傷めることがありません。
 

ラディッシュの丈夫な苗の選び方

ラディッシュの丈夫な苗の選び方ラディッシュの丈夫な苗の特徴は、胚芽がまっすぐに伸びいて茎が短くて太いものです。

間引く時は丈夫な苗を残すことが大きな形の良いものを収穫するコツです。しっかりと見極めて丈夫な良い苗を選ぶようにしましょう。
 

追肥の量とタイミング

追肥の頻度と1回で与える量ラディッシュの追肥は苗の生育を見て与えるようにします。前作の野菜がある時は元肥を少なめにして追肥で補うようにして、元肥を入れた時は生育がよければ少なめに追肥を施してましょう。

化成肥料の代わりに薄めた液肥を与えるのも効果的です。液肥は週に1回程度施してやります。
 

ラディッシュの形が悪いのは?

ラディッシュを栽培していて実が変形したり実が割れたり実がスカスカになったりすることがあります。これらは味は落ちますが、食べても健康上の問題はありません。

形が悪くなるのは植え付け間隔が狭いのが原因で、実が割れたり実にスが入るのは収穫時期が遅いことが主な原因です。
 

ラディッシュの収穫時期

ラディッシュの収穫適期は?ラディッシュの収穫適期は種を植えてから夏期で20~30日、秋・冬期で30~40日ほどが目安になります。

見た目で収穫適期を判断するには、地面から少し顔のぞかせた部分が2㎝(実の直径が3~5㎝)になった頃に収穫しましょう。

欲張って大きく育てようと収穫を遅らせると実に「ス」が入って味が落ちてしまうので注意しましょう。
 
 

ラディッシュ栽培まとめと病害対策

ラディッシュは極寒期を除いて1年中栽培が出来る野菜ですが春播き(3月~4月)と秋播き(9月~10月)が最も育てやすい時期です。

日当たりが良ければ部屋の中でも十分に育てられますし、家庭菜園のチャレンジ野菜にはもってこいの野菜でしょう。最近では鉢や用土と種がセットになったアイテムも販売されているのでラディッシュ栽培にぜひチャレンジしてみましょう。人気の「ラディッシュ栽培セット」はこちらで探せます

ラディッシュは丈夫な野菜で病気には殆どかかりませんが、菌核病・白さび病・立枯病・軟腐病に稀に掛かることがあります。病気の発生を防ぐために、連作を避ける・正しい土作りと適度な追肥を行う・適度な水やりを行うようにしましょう。

ラディッシュに発生しやすい害虫は、アオムシ・アブラムシ類・カブラハバチなどです。害虫を見つけたら早期に除去が有効です。育てている畑やプランターの周辺に、被害を受けている野菜があったり雑草が大量に生えていたりすると、害虫が発生しやすくなります。

栽培地周辺の草刈りを定期的に行って、害虫の発生しにくい環境を整えるように心掛けましょう。
 
 

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育てやすいラディッシュの品種

ラディッシュの育てやすい種類は?ラディッシュで人気の品種は「コメット」や「レッドチャイム」などです。

赤・白・桃・紫の混合色が楽しい「カラフルファイブ」や上部が赤で下部が白の「紅白」。細長い「雪小町」、赤くて丸い「紅娘」、球形で赤い「さくらんぼ」など種類も豊富でどの品種も丈夫で育てやすい。

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