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ミニハクサイの上手な育て方!
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ミニハクサイ
栽培難易度★★★☆☆
ミニハクサイはアブラナ科の野菜でプランターでも露地栽培でも簡単に育てられる人気の秋野菜です。
ミニハクサイは春播きも出来ますが、春から育てると害虫や病気の被害に遭いやすく結球が難しいため、初心者は秋植えからが育てやすくておすすめです。
ミニハクサイは小人数家庭の、冬の鍋の具をはじめ、お漬物やシチュー、甘酢炒めなど、様々な料理にちょうどよい量になる大きさなので、とても使いやすい便利な野菜として家庭菜園では人気があります。 |
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ミニハクサイの栽培カレンダー
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種蒔きは8月上旬~ 植え付けは9月上旬~
収穫までは約2か月。 |
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ハクサイを上手に育てるポイント!
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- 初心者は春植えよりも秋植えの方が育てやすい。
- プランターで数株得る場合は苗から購入して育てましょう。
- 栽培期間が短く管理もしやすいミニ種が初心者にはおすすめです。
- 生育適温は15~20℃と狭いので種蒔き時期に注意しましょう。
- ハクサイは比較的冷涼を好みますが、10℃を下回ると結球しないので注意しましょう。
- 害虫が好んで葉を食害するので害虫対策はしっかりと行いましょう。
- 根を浅く広く張るので元肥はしっかりと施しておきましょう。
- 畑の水はけが悪いと軟腐病の原因になるので土作りをしっかりと。
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適したプランターサイズと土作り
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ミニハクサイを栽培するときのプランターサイズは標準タイプ(60㎝程度)のものを利用して育てましょう。
ミニ種の場合は、標準サイズのプランターでも3株は十分に育てる事が出来ます。
ミニハクサイの栽培用土は排水性の良い肥沃な用土を利用しましょう。市販の培養土を利用すると簡単です。
自分で作る時は
赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1
それに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~20gを混ぜ合わせた物を使います。
露地栽培でミニハクサイを育てる場合は、植え付けの10日前に、石灰を150g/m²・堆肥を2kg/m²・化成肥料を(15:15:15)100g/m²を畑に施して、幅70㎝、高さ10㎝の平畝を作っておきましょう。
プランターに入れる用土の量は、ウォータースペースを残して、鉢の縁から3~5㎝程度にしておきます。
用土を入れ過ぎると、株よせをする時にプランターの縁より用土が流れ出てしまって、水やり時にベランダが汚れてしまいます。 |
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ミニハクサイを種から育てる
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ミニハクサイは直播きとポット播きが出来ますが、幼苗期は害虫の被害に遭いやすく、生育をそろえる為にポット播きが良いでしょう。
9㎝ポットに種を3~4粒蒔き、5㎜~1㎝ほど覆土してやります。本葉が4~5枚になるまでポットで栽培しましょう。 |
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良い苗の選び方
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プランターで少数株育てる時は、ホームセンターなどで苗を購入する方がおすすめです。
苗を選ぶときに注意する点は、本葉が多いと根付きが悪くなるので、本葉が4~5枚以下の苗を選ぶようにしましょう。
また、害虫の卵や幼虫が付いていないかを購入前にしっかりと確認しましょう。 |
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ミニハクサイの苗の植え付け方
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プランターで育てる時は、15㎝以上の株間を取って苗を植え付けます。露地栽培の場合は25~30㎝の株間を確保して植え付けましょう。
植え付ける時はポットより少し大きめの穴を掘って根鉢を壊さないようにそっと入れます。ハクサイの根は一度切れると新根が出にくいので細心の注意を払いましょう。
植え付けた後は、株元に土を寄せて軽く押さえて土を落ち着かせます。植え付け後は水をたっぷりと与えて根の活着を促します。
ハクサイは、株間が十分に確保できていないと隣の株同士が競合してしまい、葉数が少なくなったり結球しにくくなったりするので注意しましょう。 |
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間引きのタイミング
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ミニハクサイは、種を植え付けてから約1週間から10日ほどで発芽します。
本葉が2枚になる頃に元気な苗を1本残して他の苗は全て間引いてしまいましょう。
ミニハクサイは、本葉が育つまでに子葉が落ちてしまうことが良くありますが、これは水切れと肥料切れが原因です。 |
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水やり頻度と与える量
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ミニハクサイを植え付けた後は根付くまでたっぷりと水を与えてやりましょう。根付いたら葉が急激に増え始めます。
その後の水やりは、乾燥に注意して用土の乾燥が続かない程度に灌水を行います。 |
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ミニハクサイの害虫対策
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ミニハクサイの幼苗時期は害虫が発生しやすく被害に遭ったら苗が全滅してしまう事もあります。害虫対策は必須です。
特に育苗期と植え付けてから初期生育期の頃は、寒冷紗を掛けて害虫の飛来から守ってやるようにしましょう。
成長点が食害に遭うと、それ以上の生育が止まり結球しなくなってしまうので、結球が始まった頃の害虫チェックは必ず行いましょう。 |
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追肥のタイミング
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ミニハクサイは追肥無しで育てるのが理想ですが、結球を始めるころに1回だけ速攻性の肥料を畝の肩に与えてやると上手く結球します。
プランターの様な弱い土壌で育てる時は、植え付け2週間後から結球するまでの間、水やりを兼ねて週に1回、液肥を与えましょう。化成肥料の場合は2週間に1回程度与えます。 |
プランター栽培の時は、結球後に化成肥料を3gほど与えるようにします。
肥料を与える時に株が傾いている時は、土寄せを行って株を安定させてやりましょう。プランターの場合は、用土が減ったら必要に応じて足すようにします。 |
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土寄せを行う
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ミニハクサイを育てる時は土寄せをしっかりと行うようにしましょう。土寄せは結球時期の株を安定させる目的があります。
土寄せは結球が始まってしまうと、株間に伸びた細根を傷つけてしまう恐れがあるので、結球までの間に忘れずに行うようにしましょう。 |
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摘葉(外葉の摘み取り)
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ミニハクサイを育てていると、外葉が黄色くなったり害虫の被害に遭って傷んでしまう事があります。
このような葉は出来るだけ早いうちに切り取って処分するようにしましょう。切り取らずにそのまま放っておくと、病気が他の株に蔓延したり害虫被害が広がったりする原因になってしまいます。 |
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防寒対策(冷害防止方法)
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ミニハクサイは、寒さが厳しくなって霜が降りるようになると甘味がどんどん増していきますが、そのまま育てている冷害に遭ってしまいます。
12月になったら、結球部を外葉で包みこんで縛っておくと、冷害に遭わず植え付けたまま2月頃まで畑に置いておくことが出来ます。
外葉が害虫被害に遭って無くなった時は、外葉の代わりに新聞紙で覆っても構いません。 |
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ミニハクサイの収穫時期
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ハクサイのミニ種は普通の白菜に比べて栽培期間が短く、植え付けてから約40日ほどで収穫期を迎えます。
日数以外で収穫時期を判断するには、結球した頭の部分を手で押さえてみましょう。実が固く締まっていれば収穫適期です。
防寒対策をしておけば畑で保存しておくことも可能なので、使う量だけ収穫し、使わない株は抜かずにそのまま畑に置いておくと良いでしょう。
収穫方法は、結球部を斜めに倒してナイフなどで外葉と一緒に株ごと根元から切り取って収穫します。外の固い葉は先に切らずに、株を切り取ってからにしましょう。
収穫したミニハクサイを室内で保存する時は新聞紙などで包んで温度変化の少ない冷暗所で保管すると長持ちします。
ミニハクサイは、植え付け時期が遅れた時や植え付け時に根の活着が上手く行かなかった時などに、葉数が少ないまま低温にさらされてしまうと上手く結球しないことがあります。
結球しなかったミニハクサイをそのまま育てると春にトウ立ちしてやがて花が咲きます。ミニハクサイの花はお浸しや辛し和えにすると大変おいしいので、万が一結球に失敗してもそのまま育てるのも良いかも知れません。 |
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ミニハクサイの病害対策
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ミニハクサイの生育初期は害虫被害に遭いやすいので注意しましょう。ミニハクサイに良く発生する害虫は、アオムシ・ヨトウムシ・アブラムシ類・ハイマダラノメイガ・ダイコンハムシ・タマナンキンウワバ・コナガです。
除去せずに放っておくと一晩で苗が全滅することもあります。「葉に穴があいていないか」「食いちぎられた食害跡がないか」を、こまめに毎日観察する事が大切です。早期発見を心掛け害虫を見つけた時は必ず処分しましょう。
ミニハクサイに発生しやすい病気は、菌核病・尻腐病・軟腐病・黄化病・根こぶ病などがあります。特にプランターで栽培する時は、鉢底に鉢底石などを敷き詰めるなどして排水対策をしっかりと行いましょう。
ミニハクサイは高温期に病害虫が発生しやすくなります。 |
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育てやすいミニハクサイの品種
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ミニハクサイの人気種には、「お黄にいり」「黄味小町」「プチヒリ」「めんこい」などがあります。
ミニ種は普通のハクサイの1/4ほどの大きさ(約600g)なので、1回使い切りサイズで少人数の家庭では重宝します。残った種は冷暗所に保管しておけば、2~3年は保存することが可能です。 |
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